[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
なかなか時間が合わなくて、顔を合わせる機会も減ってきた。
そんな或日に、一通の手紙を受け取る。
そんな或日に、レイは一通の手紙を受け取る。その文字を見た時、すぐに分かった。
それを出した人物は……
「覚えて、いてくれたのですね」
二人の絆が結ばれた日を。
3年前の11月14日を。
その日付以前の二人は、一番仲の良い『友人』だった。
親友と呼んで問題なかったと思う。
とはいえ、第一印象は最悪の一言だった。
出会いが悪すぎたと言えるだろう。
普段はそこまで『よく知らない人』を嫌うことはないのだが。
当時、レイには身内として迎え入れた大切な少女がいた。
その少女越しに入ってくる彼の情報は、レイにとって看過できないもので……それを聞くたびに、レイの苛立ちは増大していった。
そして一度、大喧嘩になった。
いや、違う。
レイが勝手に怒りをぶつけただけ。
彼はその怒りを受け入れ、共通の友人を仲介としてきちんと謝罪してきた。
そうして色々と話し合っていくうちに、レイが聞いた情報が歪んでいたことを知る。
事実とは違い、彼にとって非常に不利な内容に変わっていたのだ。
それを説明しつつも、全くの真実がなかったわけでもないからと、彼の過失に関してはきっちりと頭を下げてきた。
彼がその場凌ぎの嘘を言っているわけではないことは、仲介の友人が証言した。
二人から話を聞き、現実と自分の認識との間に大きなずれがあると知った。
かなり、呆然としたものだ。
自分の間違いを知り、レイも素直に謝罪した。
そこからは、偏見なく『ごく普通の知人』となり、いつの間にか『友達』になり。
毎日毎日、くだらないことで笑いあったり、相談したり。
時には愚痴ったりもして。
気付いた時には他の誰よりも長い時間、共に過ごすようになっていた。
一緒にいるのはすごく楽しかった。
どちらかが用事で合えない時は、なんだか物足りなさを感じて。
そんな日はできるだけ大勢の友人を集めて、バカみたいに笑って騒いでた。
今考えれば、それでやっと、彼一人と同等だったのかもしれない。
誕生日:08/12/01
HP:水夢 -水の見る夢-
HP:しろうさぎの日常
伴侶:嘉兵衛
子供:璃磨、小鴉、小鳩、利奈
幻獣:真白、ロスト、リューク
このブログは、英雄クロニクルで遊ぶレイの創作日記です。
キャラとしての言動に理解のある方のみ、ご利用ください。